台湾での日本舞踊発表会大成功!

台湾での日本舞踊発表会の仕事が、無事終了しました。

通常なら、顔師として化粧の仕事だけをしていればいいので、案外気楽ですが、今回は、鬘や衣裳と他のスタッフの手配まで頼まれたので、責任重大です。

 

言葉も良くわからない両者なので、同床異夢というか約束したことの理解違いや思い違いがあったらどうしようと大変緊張していました。

しかし、そんな心配は、杞憂に終わりました。

台湾の方々は、とてもフレンドリーで、意思の疎通もうまく行きました。

 

日本からのスタッフも、全員大車輪で働き、発表会も大盛況で、台湾の方々から喜んでいただきました。

外交辞令でしょうが、次回も宜しくと頼まれました。

 

そんなわけで、自分で言うのもおこがましいのですが、大成功だったと思います。

 

鬘屋さんと床山さんの3名は、我々より5日も早く現地入りして、62枚の鬘を作りました。

衣裳屋さんは、6人のスタッフで、当日、延べ100人の衣裳の着付を行いました。

我々顔師は、4人で女から男、男から女の直しも含めて80人位の化粧をしました。

事前打ち合わせになかったのは、全員分のつけまつげが用意されていたことです。

つけまつげは、当人の目の大きさに合わせてカットしなければならず、結構、時間を食うのです。

つけまつげなんかしなくても、わたしゃ、腕がいいので綺麗にするけどなー!といっても始まりません。

頑張った結果、朝の8時から始めて開演の午後1時までの間にほぼ全員の化粧を終えました。

 

開演すると、次の曲を踊る人が化粧を直しに来ます。

結局、休む暇もなく、お昼のお弁当を食べられたのは、3時ごろでした。

というのも、発表会は、1時に開演して5時には終了するスケジュールなのです。

ということは、一曲を10人で踊ったり、5人で踊ったりと、組み物が多いのです。

化粧をしてもしても、番数がこなせないのです。

 

そんな状況だったので、写真を撮ることができたのは、全部の仕事が終わってからでした。

お互い同士が写真を撮りあっていました。

お化粧は、気に入っていただけましたでしょうか。

 

こうして無事、発表会が終わりました。

最後は、全員で記念撮影です。

凄い人数ですね。

今時、日本でも、こんなに多くの方が出演する発表会は、めったにありません。

 

お化粧をしていて思ったのですが、見かけは我々と同じ顔ですから、日本で仕事しているのと全く変わりません。

ただ、目を開けてとか閉じてと言う時に、あそうか、ここは台湾か、と思い至ります。

 

なんだか、日本より日本的だなー。

 

この後が、もう一仕事です。

全員が、最後まで、扮装をしたままなので、一遍に楽屋に戻ってきます。

 

衣裳屋さんは、脱いだ衣裳の山が出来ます。

これを必死で畳みます。

 

鬘屋さんは、5日もかけてせっかく作った鬘をバラバラに分解します。

顔師は、羽二重を回収して畳みます。

 

この場で、日本向けに衣裳や鬘を梱包して、帰りの飛行機に積み込むためです。

これが結構時間がかかりました。

そして、この日は、歓迎会に呼ばれました。

会主さんが、日本で踊りを習っている関係で、日本からも賛助出演の舞踊家が、8名ほどお見えになっていました。

私も、スタッフを代表して歓迎会のお礼とスタッフ紹介の挨拶をさせていただきました。

美味しい中華と美味しいお酒と優しい台湾の皆様にとても癒されました。

初めて食べたものが、沢山ありました。

皆さまが、順繰りに我々の席に来てくださり、乾杯をします。

台湾式なのでしょう。

こうして、満腹状態で、発表会当日を終えました。

 

翌日は、お昼の便で帰国です。

会主さんご夫妻に空港まで見送りをしていただきました。

山のような荷物を、受託手荷物として持ち帰りました。

無事、羽田に着きました。

ここで解散です。

皆さん、大変お疲れ様でした。

 

私は、とにかく、重大な責任を果たしたので、ほっとしました。

 

日台親善に多少は役だったかなー。

 

そして、台湾の皆様、大変お世話になりました。

 

ありがとうございました。

 

おしまい