勉強会

毎年恒例の勉強会をやりました。

例年は、オープンで見学自由でやっていましたが、今年は、内輪だけでやりました。

練習では、時間はいくらでもあるので、普段、目の届かないところや変な癖の有無や教えたことを理解しないで誤解していないかなどをチェックします。

お互いがモデルになり、苦手なところを克服です。

そして、もう一つ大切なこと。

それは、一定時間内に仕上げるということです。

いくら素晴らしいお化粧ができても、時間がかかりすぎては、何にもなりません。

化粧が、一番最初で、次に衣裳着け、その次が鬘、最後がポーズの写真です。

 

初めの化粧が遅れれば、次々に影響が出て、裏方の皆さんに迷惑がかかります。

最悪は、時間が来ても、幕を開けられないなどという事態になります。

一時間に4~5人は、仕上げなければなりませんから、ひとりに使える時間は、12分~15分です。

時間との戦いなのです。

そして、時間をかけたからよく仕上がるというものでもないのです。

 お客さんの中には、「あの顔屋さん、丁寧で、足が痺れるくらい時間をかけてやってくれたわ」と喜ぶ人も稀においでになるようですが、大抵の場合、それは誤解で、へたくそな顔師のことが多いのです。

 

 反対にやけに早い顔師もいるようですが、これも、止めたほうがいいでしょう。

 顔を作るには、一通りの手順があり、その手順を踏めば、どうしても一定の時間がかかります。

顔のスタンプやシールでもあれば、別ですが。

1時間で仕上げられる人数は、先述のとおりせいぜい4~5人です。

 その勉強は、とても大切なのです。

 この日の目標は、一人20分に設定です。

 

 こうして、厳しい勉強会は、続きます。

師弟関係といっても、いわばライバルになるわけですから、顔師は、弟子に技術を教えないのが普通ですが、私は、手取り足取り教えます。

 その方が、本番当日、自分が楽になりますからね。

 うちのお弟子さんには、感謝してもらいたいものです。

これも、世のため舞踊界のため。

 早く覚えて独立してね。